その肩こり、実は呼吸が原因かもしれません|姿勢・動作から見る本当の負担
「肩を揉んでもすぐ戻る」
「デスクワークをすると首から肩が重くなる」
「産後から肩こりがひどくなった気がする」
このようなお悩みはありませんか。
肩こりというと、一般的には
「肩の筋肉が硬い」
「血流が悪い」
と考えられがちです。
もちろんそれも一因ですが、実際には肩だけの問題ではないことが少なくありません。
みらい平院でも、30代産後ママや30〜40代の慢性的な肩こりで来院される方をみると、姿勢の崩れ・動き方のクセ・呼吸の浅さが重なっているケースが多くあります。
近年は、慢性的な首の痛みがある人では呼吸機能や胸郭の動きに変化がみられやすいこと、首・肩周囲の筋肉が呼吸の補助にも関わることが報告されています。
つまり、肩こりが強い方の中には、
「肩がこっている」のではなく、「呼吸の負担を肩でかばっている」
という状態の方もいるかもしれません。
肩こりと呼吸はなぜ関係するのか
呼吸は本来、主に横隔膜を中心に行われます。
ただし、呼吸が浅く速くなったり、胸だけで呼吸するクセが強くなったりすると、首・肩・上胸部の筋肉が呼吸を助けるために過剰に働きやすくなります。英国の病院・医療機関の患者向け資料でも、首や肩まわりの筋肉は“補助呼吸筋”として働くことがあると説明されています。
この状態が続くと、
- 首がすくみやすい
- 肩に力が入りやすい
- 胸郭が硬くなる
- 深く吸えない
- ますます肩まわりが張る
という悪循環が起こります。
さらに、痛みそのものが呼吸を浅く速くしやすいことも系統的レビューで示されており、痛みと呼吸は双方向に影響し合うと考えられています。
こんな肩こりは“呼吸”も関係しているかもしれません
次のような特徴がある方は、肩そのものだけでなく呼吸もみた方がよい可能性があります。
1. 肩こりと一緒に首こり・頭の重さがある
慢性的な首の痛みがある方では、呼吸パターン異常や呼吸機能低下との関連が報告されています。
2. デスクワーク中に無意識に息が浅くなる
画面に集中すると、胸だけで浅く呼吸しやすくなります。すると首や肩の補助筋が働きやすくなり、肩まわりの負担が増えます。これは医療機関の患者向け資料でも説明されています。
3. 猫背・巻き肩を指摘される
前かがみ姿勢では胸郭が動きにくくなり、呼吸の効率が落ちやすくなります。前方頭位・丸まった姿勢と呼吸再教育を組み合わせた介入で、機能面の改善が報告された研究もあります。
4. 産後から肩こりが強くなった
抱っこ・授乳・睡眠不足・緊張状態が続くと、胸郭が硬くなり、呼吸が浅くなりやすい環境がそろいます。その結果、首肩の緊張が抜けにくくなります。これは産後特有の生活背景として臨床的にもよくみられるパターンです。
マッサージしても戻る理由
マッサージ後に一時的に楽になるのは、筋肉の緊張が緩んだり血流が変わったりするためです。
ただし、
- いつも肩が上がったまま呼吸している
- 胸郭が硬い
- 猫背で浅い呼吸になっている
- 仕事中に息を止めるクセがある
この状態が変わらなければ、また同じ筋肉に負担がかかります。
つまり、結果として硬くなっている肩だけを緩めても、負担のかかり方そのものが変わらないと戻りやすいのです。
みらい平院で重視している3つの視点
当院では、肩こりを単に「肩の筋肉の硬さ」で終わらせず、次の3つを重視します。
1. 姿勢
- 頭が前に出ていないか
- 巻き肩になっていないか
- 背中が丸くなっていないか
- 肋骨が上がりっぱなしになっていないか
こうした姿勢は、首肩の筋肉が呼吸を助ける状態を作りやすくなります。
2. 動作
- 腕を上げると肩がすくむ
- 呼吸すると首が大きく動く
- 座っているとすぐ肩に力が入る
- 立ち上がる時に体幹が安定しない
このような動作のクセがあると、日常生活の中で首肩が働きすぎます。
3. 筋膜
身体は筋膜でつながっているため、肩こりの原因が肩だけにあるとは限りません。
胸の前・脇・背中・みぞおち周辺の硬さがあると、呼吸も肩の動きも制限されやすくなります。
呼吸が浅くなりやすい人の生活パターン
肩こりが強い方には、次のような共通点がよくあります。
デスクワーク中心
長時間の前かがみ姿勢で胸郭が広がりにくくなり、浅い胸式呼吸になりやすい。
ストレスが強い
不安や緊張が続くと呼吸は浅く速くなりやすく、肩に力が入りやすくなります。医療機関の資料でも、呼吸パターンの乱れはストレスと関わることがあるとされています。
産後・育児中
抱っこ、授乳、寝不足、前かがみ姿勢の連続で、胸郭と首肩の負担が増えやすい。
運動不足
胸郭や背中、股関節が硬くなると、呼吸も動作も浅くなりやすい。
呼吸をみるときに大切なこと
ここで注意したいのは、息苦しさや呼吸困難が強い場合は、肩こりではなく呼吸器・循環器など別の問題の可能性もあるということです。
英国NHSでも、息切れや胸痛などがある場合は医療機関での確認が必要と案内しています。
つまり、肩こりの話として「呼吸が関係することがある」のと、
「息が苦しい・胸が痛い」は別です。
そのため当院でも、危険な症状が疑われる場合は適切な受診を優先していただきます。
改善のために必要なこと
慢性的な肩こりに対しては、
- 肩を緩める
- 姿勢を整える
- 胸郭の動きを出す
- 呼吸の仕方を見直す
- 日常動作のクセを修正する
この流れが大切です。
近年のレビューでは、呼吸エクササイズが慢性的な首の痛みに対して短期的な痛みや機能改善に有効な可能性が示されています。
また、呼吸介入により肩の可動性や体幹の機能に変化がみられた報告もあります。
そのため、肩こりに対しても「肩を揉むだけ」でなく、呼吸しやすい身体の使い方に整えることが重要です。
当院での考え方
みらい平院では、
姿勢 × 動作 × 筋膜
の視点から、肩こりの原因を整理します。
- 姿勢分析で、どこに負担が集まっているか確認
- 動作分析で、肩がすくむクセや胸郭の硬さを確認
- 筋膜・整体で、首肩だけでなく胸郭や体幹も含めて調整
- 必要に応じてセルフケアや呼吸の使い方も案内
「肩こりだから肩だけ」ではなく、肩こりを作っている身体の使い方全体をみていきます。
こんな方は一度ご相談ください
- マッサージを受けてもすぐ戻る
- デスクワークで肩こりが悪化する
- 産後から肩こりがつらい
- 首こりや頭の重さもある
- 呼吸が浅い気がする
- 猫背や巻き肩が気になる
まとめ
その肩こりは、単なる筋肉の硬さだけではなく、
呼吸の浅さ・胸郭の硬さ・姿勢や動き方のクセが関係しているかもしれません。
首や肩の筋肉は、姿勢を支えるだけでなく、呼吸の補助にも関わります。
そのため、浅い呼吸が続くと、肩こりが慢性化しやすくなります。
肩こりを繰り返している方ほど、
肩だけでなく、呼吸まで含めて身体をみることが大切です。
Q&A
Q1. 呼吸を変えるだけで肩こりは治りますか?
呼吸だけですべてが解決するとは限りません。姿勢、動作、生活習慣、筋膜や胸郭の硬さなども関係するため、全体でみることが大切です。
Q2. 肩こりと首こりは同じですか?
完全に同じではありませんが、かなり関連します。慢性的な首の痛みでは呼吸機能や胸郭の動きの変化がみられやすいと報告されています。
Q3. 産後の肩こりにも呼吸は関係しますか?
関係することがあります。抱っこや授乳で前かがみ姿勢が増え、胸郭が硬くなり、浅い呼吸になりやすいためです。
Q4. 息苦しさがある場合も整体で大丈夫ですか?
強い息苦しさ、胸痛、動悸、会話しづらいほどの呼吸苦がある場合は、まず医療機関で確認が必要です。
Q5. デスクワーク肩こりのセルフケアで大事なのは?
肩を回すだけでなく、胸郭を広げる、長時間同じ姿勢を避ける、息を止めずに作業することが重要です。
肩こりがなかなか改善しない方へ。
当院では姿勢・動作・筋膜の視点から、肩だけでなく呼吸の使い方まで確認します。
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